2018年7月5日

まるっとくんだよりvol.6 巻頭コラム

 

一緒に入社した他校から来た頭のいい同僚や後輩達は続かず失望して会社を退めて行く・・・地方から来た私のように建築家・遠藤精一の門下で、、、と志しを高くして入社して来る高卒の出身者はそれを見て、又、私が目指す先輩達からも田舎の高卒ではプランニングセンター等にスキ入る間が無い、一生ホワイトカラーでの出世が出来ないことを聞いて入社したばかりの3ヶ月程で退めて行く”この会社は学歴社会である”ことに気が付く訳であります。私も入社2年目で「絶望」しました。工業高校とは云え高卒などは働きバチかアリとしか思わない会社ではないか!!どんなに頑張ったとしても2年間地獄としか思えないような運搬という仕事に変りない、大卒しかこの世の中は通用しないのか!!出世のチャンスは与えられないのか!!学歴しか認めてくれないのか!!と、私は大いに悩み苦しみました。私が相談する工場の人達皆、仕方ないじゃないか、この社会は学歴社会だから・・・と早く諦めることを勧める人達ばかりでした。高卒で来た人は耐え切れず退めるか、そうでなければ諦めて工場勤務で終る、私はどうにもいたたまれなくなり高校の恩師、担任の高橋佳久先生にこの不安と不満を毎晩電話でぶつけました。夜7時になるトラックを止めて1,000円札を両替し公園の公衆電話に入る、1時間も2時間もこの割り切れない気持ちを吐き出す、先生も自分の子のように真剣に考えて話し相手になってくれました。「先生、俺2年もこんな事をやった!!もういいだろう?!俺退めてもいいだろう?!」と私は何度も訴える、言えばいくらか日中のモヤモヤした胸の内が楽になる。しかし先生は”ガン”として「石の上にも3年」と答える。「高卒では将来がない、東京に来たって俺の将来は何も見つからない!!何も変わらない!!」私は何度も同じことを繰り返し訴える

続く

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