2018年7月5日

まるっとくんだよりvol.11 巻頭コラム

 

それは会社の仕事をしていただいている建設会社の社長の自宅でした。何が原因で謝らなければならないかなど全く知らされない。行くとすぐ怒鳴られました。「二度とエンドーの仕事はやらん!部長に言っとけ!帰りな!」私は玄関の土間に額をつけて土下座しました「お前みたいな若造では話にならん!人の顔に泥を塗って平気な顔をしている奴とはつきあわん!お前若いようだがどこの大学だ!?」私は「高卒です」と答えると「ほう、どこの生まれだ?」「岩手県水沢市出身です」「東北か?」社長は声を変えて「俺も東北だ、福島だ家内は仙台だ、お前岩手か?」話しはすごく弾んで「まあ、上がれ酒でも飲んでけ」ついにこの社長夫妻に可愛がられました。昔、集団就職で横浜に来て、これほどまでに出世した社長に励まされ「学歴なんか気にするな!やる気さえあれば何でも出来る!」と言われ、いつか俺も会社社長になりたい!と強く思いました。それ以来たびたび、この社長夫妻に呼んでいただき夕食をご馳走になりました。やがて、この社長は会社に「菅原からの依頼以外はやらんぞ!」と断言して来る。他の先輩から、あの社長に私から頼んでくれないか、とお願いされるほどになりました。私はあの鬼の部長に試練を与えられたおかげで誠意は信頼回復の最大の決め手であることを身につけました。

続く

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