
社長のコラム
まるっとくんだよりvol.14 巻頭コラム
まるっとくんだよりvol.14 巻頭コラム
ふるさと水沢に帰って来て、初の職場、ワクワクしました。しかも運命とも思える鈴木部長との再会、大へん可愛いがって頂き、デザイン・設計を教えて頂きました。又、東京帰りで前沢出身の佐々木専務は、人柄が良く、温厚、誠実な営業を見せて頂きました。しかし、この会社、給料日に給料が出ない、4~5日遅れることが普通でした。会社からは何もなく、従業員はいつもと変わりなく退社します。社長はこの近くになると見当たらなくなります。経理部長はいそいそと事務所を出たり入ったりが頻繁になります。何処からとなく誰からとなく、「今日、給料出るぞ!!飲みに行くべぇ!!」と誘われます。行くと数人集まって酒を飲みながら会社の悪口、上司の批判が始まります。「ナァ~!菅原君、知らないで入って来たんだな~ウチの会社は時間の問題だな!!」皆、不安を抱えていました。「大丈夫!俺が来たからには潰れるはずがない!!大丈夫です!!」と、私は生意気に自分の東京での失敗を話し、必ず逆転できる!と、言い続けました。私の最初の現場は、気仙沼のボーリング場跡を郊外パチンコ店とレストラン喫茶の店を作る改修工事でした。現場管理者として入ってびっくりしたのは、職人の働き方でした。朝、時間には揃わない、しっかりした挨拶がない、イヤイヤな態度、のろのろと動き出す。少し稼いではいっぷく、中にはくわえタバコに世間話しをしながら大工が釘を打つ。前の職場とは大違いに驚きました。これじゃ、会社が潰れるんじゃない!!会社を潰す人達の集まりだ。
続く