2018年9月15日

まるっとくんだよりvol.15 巻頭コラム

私は暫く腕組みをして彼等を見て考えました。前職の部長から、「菅原、お前、経験や技術が上の者に、自分の想いや考えを監督ヅラして言っても伝わらんぞ!!一緒になって手伝え!!一緒になって働いて体で伝えろ!!自分の方を見て貰いたい時は身銭を切ろ!!」この言葉を思い出し、すぐ金物屋に行きました。自分の金で、腰に付ける釘袋・げんのう・手ノコギリ・サシガネ等を買って、大工達と一緒になって働きました。夕方には左手の指がすっかり血豆をつくって、思い切り叩いた親指・人差し指の爪がまっ黒でした。3時のいっぷくにはポケットマネーで缶コーヒーを買って皆と飲みながら、明日の工事の目標(もっと早く)と、仕上りの目標(もっときれいに)を話し、施主様に喜んで貰う仕事を目指したい!と毎日、自分が会社から任された現場を、このみんなで自慢できる現場を・・・このメンバーで造りたい!!と話し続けました。やがて休憩タイムに大工に「菅原君は違うなぁ~普通設計管理屋は現場で稼がねェ!打合せ、とか言って喫茶店でお茶飲みしてる!!」だんだん段々、私の掛け声に耳を傾けるようになって来た。中でも腕の良い大工(坂井敏美さん35才)がそれ迄は“菅原君”と呼んでいたのでしたが、時には“菅原さん”と呼んでくれるようになりました。

続く

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