2018年12月13日

まるっとくんだよりvol.18 巻頭コラム

 

私は自分の人生を賭ける就職(会社選び)に対して、あまりにも安易な考えだったことに後悔した。やりたい仕事、職種だけで決めてしまった・・・高校卒業の時はその会社の将来性や会社や社長の考え方を重視して決めたはずだったが、いつの間にか仕事の内容や条件を重視していた自分に落胆しました。前職では、売上げや利益など、お金に関しての考え方は厳しかったが、この会社は、まったく逆であった。3000万円ほどの売上げの中から気分ひとつで“アッ”という間に500万円を値引きする社長の姿を直に目の前にした時、私は“この先、会社は良くならない”と、思うようになったのでした。あの時「ナァ~菅原君、ウチの会社は時間の問題だな!?」と先輩に言われた時、「大丈夫!俺が来たからには~大丈夫です!!」などと、生意気に啖呵を切った自分が恥かしく思うのでした。その後も社長は仕事さえ取れれば良い、という考え方で進む。そして、ついに、その年の9月末、入社して1年8ヶ月で会社は倒産しました。社長は姿を消し、大きなトラックで社内の物を引きあげる業者、暴力団の怒鳴り散らす姿、協力業者達などに頭を下げっぱなしの専務、これらを目のあたりにした時、子供の頃、家に借金取りが来て、母が土間に額を付けて親父の代わりに泣きながら謝っている姿を柱の陰から見た光景を思い出し、両手をジャンパーのポケットに入れて、トボトボと歩いて自分のアパートに帰り、ボーナスは愚か、2ヶ月以上も給料を頂いていない自分の明日からの生き方に不安を抱きながら、一人インスタントラーメンをすすったことを想い出します。

続く

 

平成三十年最後のコラムとなりました。ご愛読頂きまして、ありがとう御座います。来る新年も皆様ご家族一同様のご多幸を心からご祈念申し上げます。

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